学習システムToidasu 連載1


今回紹介する「学習システム」は、初期バージョンは古く「N88日本語BASIC」によって、NECのパーソナルコンピューターPC8801用に開発されたものです。

その後、VisualBasic版、C#版、Python版へと移植されてきました。

特殊なものでは、MS Accessのフォームをアプリケーションのプラットフォームとして利用したものもあります。

これまでのものは、学校等で環境の整ったPCを生徒数分用意できる前提のものでした。しかし、コロナ禍の中、自宅学習やリモート授業に対応できるものが必要となりました。

基本仕様は変えず、今回はWebアプリケーションとして再開発しました。機能は同じなので、過去バージョンの画面も見ていただきシステムの概要を理解してください。

C#版の画面 正誤判定、正解の表示をしたところ
MS Access版の画面 問題が表示された直後の例
Python版の画面 解答後の正誤判定をしたところ

画面に問題が表示され、学習者は解答を選択肢から選び、正誤判定まで行えるシステムとなっています。
一画面に収まるように、1つの課題(システムではステージと呼ぶことにします)に対して、最大5問、選択肢の数は最大8個という制限の中で作問をします。
上の画面例ではいずれも、1ステージ3問で選択肢は最大の8個のものです。

作問次第で、「〇×問題」も可能です。また、課題ではなく「説明画面」「プレゼン画面」としても利用できます。問題数0、選択肢の数0とすれば、単に画面上に説明テキストや説明用画像が表示されるだけになるからです。次のステージで説明内容の確認課題を出す、といった使い方もできるわけです。

Web版も機能は同様ですが、Web版なので自宅学習、リモート授業の補助資料提示にも利用できるようになります。また、作問する教員も自宅からリモートで登録できるようになっています。

次回以降、詳細を紹介していきます。

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