成績処理8


最終的なコードを示す前に、もう一度準備段階の確認をしておく。今回は、連載6で科目名固定の処理として掲載したコードをどんな科目であっても処理できるよう一般化する。


1.集計対象となる生徒集団を抽出したテーブルを作成する。
 T_seito
2.1の生徒集団について、特定の試験についての成績情報を抽出したテーブルを作成する。
T_seiseki
3.2のテーブルから、集計対象の科目を抽出(重複クエリ)したテーブルを作成する。
T_kamoku
この3つのテーブルが作成できたら、今回紹介するVBAのコードを実行すればよい。
従って、3つのテーブルとコード実行中に新規作成されるテーブル(T_ichiran)で合計4つのテーブルを扱うことになる。

もちろん、実際の現場ではこれらすべてを自動化して、一覧表印刷まで行うことになる。
例えば、次のようなフォームから指定をしてボタンを押すだけで処理されるようにする。

直接入力はミスのもと、年度を指定し適切なクラス範囲の指定しかできないようにすべきである。    

準備段階の3つのテーブル(読み取り専用)
T_seito
T_kamoku
T_seiseki
新規作成されるテーブル
T_ichiran

それでは、以下にVBAコードを示します。

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