田崎真也のワインセミナー


何事にも蘊蓄を傾ける人はいるものです。酒もその一つでしょう。しかし、だいたいたい加減なものが多い。

ドラマ「相棒」は、レストランやバーなどが舞台となるストーリーが多くあり、ワインを扱った「殺人ワインセラー」は傑作ですね。佐野史郎の演技が素晴らしい。「芸能人格付け・・・」なんていう番組があるように、本当の意味で味のわかる人はそうそういません。蘊蓄を傾ける前に正しい知識は身に付けたいものです。

田崎真也のワインセミナーに参加しました。

代表的な赤2種類、白2種類を飲み比べることから始まり料理との合わせ方など一通りの説明をうけました。説明の後は、料理とワインを楽しみました。
魚だから白、肉は赤などと決めつける必要はないとのこと。あえて分けるなら、料理全体の色彩に合わせておしゃれに飲めば良いとか。
また、好きなものを楽しく飲むことが基本ともおっしゃる。
なんともありがたいお言葉である。蘊蓄はどうでもよい。
テースティングについての誤解についても説明がありました。カビによる品質低下がないかを見るのが基本。コルクの臭いをかぐのもカビ臭くないかを確認するためです。

ドラマで時々見られる、味見のようにして別のものを要求するなんてことは、まずあり得ないそうです。
スクリュー栓とコルク栓に劣化防止効果に差はないことなど、いろいろ参考になることが多くありました。

スクリュー栓のものは安物なんて思っていてはいけません。