成績処理4


説明が前後してしまったが、今回はADOによるデータ操作を行っている。コードエディタのツールから参照設定を適宜行ってください。
さて、前回の処理で成績一覧のもとになるテーブル(T_ichiran)が作成できた。
次は、このテーブルに各生徒名と各科目の点数をセットする処理である。

最初に生徒名をセットする処理から見ていく。
2つのテーブル(Recordsetをr2とr4とする)を操作するので
r2.Open “T_ichiran”, cn, adOpenKeyset, adLockOptimistic
r4.Open “T_seito”, cn, adOpenStatic,adLockReadOnly(読込専用)
としてOpenし、
r4の生徒名をr2の生徒名フィールドに新規追加していけばよい。

この処理によって生徒名がセットされる。
次は、成績テーブルの点数をセットすればよいのだが、もうお分かりであろう。各生徒の科目と点数を参照すればよい。
今回は生徒名だけ参照すればよかったのでループは1回で済んだ。そのことが理解できていれば次の段階も簡単だ。

各回で単独の処理として掲載したので(今回も新たにコマンドボタンを1つ作成したものとしている。)、前回と重複している定義があるが、実際には前回の処理の後に、必要な部分だけ付け加えればよい。最終的に一括したコードを掲載する。
この処理により、以下のようにT_ichiranテーブルに生徒名がセットされる。

T_ichiranテーブルに生徒名がセットされた。
, ,