学習システムToidasu 連載3


この学習システムは、「システムだけ」では何もしません。先生が問題を作成する必要があります。作成した問題を「表示」「解答」「答え合わせ」をするシステムです。

つまり、システムは「一定のシナリオ(約束)に沿って作成した問題」があって初めて機能します。作問次第でいろいろな利用ができるようになっています。

最初に、問題の種類を説明します。パターンは3つです。

1.「テキスト文だけ」の問題。多くの場合はこれだけで対応できるはずです。

2.「テキストと画像」の問題。理科などではよくある問題です。右側に図があり、左側に問題文があるパターンです。

3.「画像だけ」の問題。どうせ画像をつくるなら、問題文も含めて1つの画像にしてしまうパターンです。

3の例を表示します。画像の背景が不透明なので、画像が貼りついた様子がわかるようにしてあります。

次は、2のパターンです。
画像の背景は透過なので分るように位置を示しています。
(透過にするのは必須ではありまん。)

3番を解答し、選択肢3で正解になっている様子。詳細は後で説明します。

最後にテキストだけのパターンです。

4番を解答し、dで正解になっている様子。詳細は後で説明します。

2のパターンで、問題3の答は「がく」です。しかし、なぜ選択肢3で正解なっているのでしょう。

同様に1のパターンでは、問題内容すら分らないのに、4番がdで正解となっています。

その理由は、問題を作成する「シナリオ」に沿って、選択肢や解答欄が表示されているからです。

2のパターンでは、選択肢が8つありますが、問題作成時に

選択肢1、選択肢2、選択肢3、選択肢4、選択肢5、選択肢6、選択肢7、選択肢8の順に登録し、問題が5つあるので、先頭から5番目までの選択肢が正解とシステムが判断します。システムは選択肢を毎回ランダムに表示するようになっています。3番なので、3番目に書いた「選択肢3」が3の正解になるわけです。

同様に、もう一つ例では、a、b、c、d、e、fと並べ、4問目はdが正解となります。

シナリオの詳細は次回以降に説明しますが、上の説明通り、問題作成者が誤った「選択肢」を登録しても、登録した順番に間違いがなければ正解と判断されてしまいます。その点、作成者は十分気を付ける必要があります。

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