アクセスによる成績処理


連載その1

10人の生徒の5科目の成績一覧表を作成するとしたら、
おそらくエクセルで以下のようなものをイメージするだろう。

しかし、全ての生徒について、すべての科目の成績を一人で把握管理できる場合でなければエクセルで このような処理は現実としてはできない。よほど小規模な小学校や個人塾でなければ不可能である。
実際には、多くの生徒が在籍し必修科目や選択科目があり、
試験成績は講座担当者が個別に管理している場合がほんとんどであるからである。
講座担当者に上記のようなエクセルの表に成績を書き込んでくださいとう訳にはいかないのである。

データベースで成績処理をしようと考えて、上記のようなエクセル表のようなテーブルを考えてはいけない。
必修科目だけで10科目程度ならできなくもないが、開講科目が40も50もあって選択科目も含まれるとしたら、 極端な話たとえ一人の為だとしても全講座分のフィールドを展開しなければならない。
現実的でないことは明白である。

実際にはこんなにきれいに並んで登録されているわけでないが、わかりやすく示した

データベースでは成績は上記のようにテーブルに登録されるはずである。ここでは話を簡単にするための例を示しているが、実際には生徒コードや科目コード、講座担当者コードなどを使った正規化されたテーブルになっている。

今回のテーマは、このような成績テーブルからどのようにして、最初に示したような成績一覧表を作成したらよいかを考えてみたい。

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